3月10日、11日で、釣りビジョン「レッツ トライ ソルトゲーム」の
ロケで沖縄県 那覇に行って来ました!
今回から新レギュラー登場!!
吉村唯さん
今まで釣りビジョン「こちら東海です」に出演されていましたが、
今回から新レギュラーとして、参加してもらう事になりました。
今回お世話になったのはこちら!
那覇の釣り船ヤザワさん
ヤザワさんでの、レッドモンスターの釣り方は、
通常のドテラ流しでなく、ボートを立ててのティップランです。
理由は狙う水深が深い(50m以上)がメインのため、
通常のドテラ流しスタイルでは、ボトムが取りずらいのと、
ドテラ流しでこの水深を攻めれば、
相当なラインキャパがリールに必要となります。
このため、ヤザワさんではスパンカーを立てて、船を流しています。
船を立てると言っても、その位置にずっと止まっている訳ではなく、
潮に対しては流れているので、
ラインがバーチカルになった状態で流れています。
どちらかと言えば、ティップランより、
イカメタルの釣り方に近い状態です。
初日は結構な風と大ウネリ、当然普通のドテラ流しスタイルでは、
釣り自体もNGですが、船を立ててのティップランなら、
充分釣りは可能です。
狙う水深は60mとティップランでは、かなりのディープゾーン。
そしてレッドモンスター狙いで知っておきたい知識は、
シロイカ型アオリイカに比べて、
アカイカ型アオリと呼ばれるレッドモンスターは、生態も少し違います。
10年程前に通っていた種子島でもアオリイカの産卵床を入れていましたが、、
産卵床を入れる水深も40m位、三重で入れられている、
シロイカ型のアオリの産卵床を入れる水深は10m以内です。
詳しい理由は不明ですが。
そして足の力も凄く強い!
ボートのヘリを吸盤で登れるくらいの力です。
釣り方もいつものティップランとは、少し違います。
自分が過去に思った事はガッチリエギを抱いた時には、
フッキング可能ですが、ちょっと触ったくらいでは
捕食するスピードが早過ぎて、アタリが出た時にはもう遅い??
10年前に発売したDVD「ダネガシマンデビルを狙え!」でも言っていますが、捕食するスピードが、通常のシロイカ系アオリイカとは違い、相当早いのではないかと考えています。
その結果、自分がレッドモンスターを狙う時に注意していた事、それが
「小さいアタリでアワセない!」
ある程度の大きいアタリ、もしくは穂先に重みを感じた時にアワせる。
どうしても反射的に身体が動いてアワせてしまうのですが、
通常のティップランとは違いレッドモンスター狙いではNG!
過去、種子島のレッドモンスター狙いで延べ20日以上通い、
和歌山の串本のレッドモンスター狙いでも、
同じ経験をしていましたが、ティップに小さいアタリが出た瞬間に
フッキングするとヒットしない事が多く、
レッド狙いに通い始めた当初は、
これはアオリではなく、魚のアタリと思っていました、
しかし、それは魚ではなく、
イカのアタリだと後になって気づきました。
それは、いつもアカイカ系アオリを良く釣る、
同行者のフッキングのスピードが、少し遅らせる事で他の同行者より、
確実に他のメンバーより良く釣っていたので、
その真似をした結果、それから大型のレッドモンスターの
捕獲率が大きくUPしました。
特に大型になればなるほど、言い方を変えれば
「小さいアタリはアワさない!」
これが自分の中のレッドモンスター狙いのキモでした。
種子島では、DVD「タネガシマンデビルを狙えvol.2」の撮影時には、
1日で3キロオーバーを二桁釣ったり、
自分の自己記録4キロオーバーを沖縄で釣った時もこの方法でした。
あくまでも自分の経験上の事ですが・・・・・
そして、今回は5年振りの沖縄でのレッドモンスター狙い!
ヤザワさんは初めてだったのですが、
船長と事前にお話しさせていただいて
船を立ててティップランをするという事は、
ティップランというより、イカメタルに近い釣り方が
通用するのではないか?と考えていました。
そして今回沖縄には2種類の新製品のロッドを持ち込みました!
1本目は
今年夏発売予定の「オーシャンブレイド65ML」
もう1本が
こちらは4月発売予定の「オーシャンスピアSP」
通常のティップラン仕様とメタルティップラン仕様、
ディープエリアでのティップランにおいて、いつも疑問に思う事、
これは、自社製のエギについても思っている事ですが、
「水深50mでエギは本当にダートしているのか?」
おそらく、どれだけ激しくシャクリを入れても、ラインが受ける水の抵抗、水圧を考えると、上下にだけエギは動き、ダートはしてない!!
ドテラ流しのティップランで、エギがダートするのは水深30mまでが限界、もしかしたら20mかも・・・・
ではアオリイカが釣れるエギの要因は???
自分が思う重要なポイントは
・強い流れの中でも、泳がない、直進安定性!!
・ステイ時(止めた時)のバランス
そしてテストを重ねて、作ったのが今年発売のコレです。
今年夏に発売するティップランナーです。
今回の釣行でも、船がスローに走っている時に海に沈め、目で確認しましたが、薄型ヘッド&キールシンカーのおかげで、直進安定性は抜群!!
そして釣り方は
初日、オーシャンブレイド65MLにティツプランナー3.5号+オーシャンシンカー30gを装着した、通常のティップラン仕様で狙いましたが、爆風&大ウネリでティップが全く安定しない。
ウネリで船が上下するので、穂先が真っすぐになる時間が長過ぎて、明確にアタリを取る事が出来ない。
良く言われる「波かアタリか分からない!」状態
しかし、ティップに「モゾモゾ」するアタリがあり、
アワせると
アカイカ系アオリなのですが、何とも可愛いサイズの
レッドエンジェルがファーストヒットでした。
唯ちゃんを見ると、初めてのティップランで、
当然シャクリも、まともに出来る訳が有りません。
釣っているのも、自分と唯ちゃんの二人だけなら、
他の釣り人影響も少ないので・・・・・
そこで釣り方を変更!最初にも言いましたが、
「船を立てる=バーチカルエギング=イカメタル」
もはや、メタルティップランという最強のイカメタルの釣り方を提唱している自分にとっては、ここで絶対やらなければと思い、唯ちゃんには
ロッドをベイトモデルのオーシャンスピアSG50Cに変更し
このリグを使ってもらいました。
COイカメタル仕掛けハイテンション1段、
上段にティップランナー3.5号、
下段にはナマリシンカー20号。
*ティップランに使用する場合はエダスが短い
COイカメタル仕掛けハイテンション1段が絶対おすすめ!
ダウンショット仕様です。
釣りビジョン出演回数40回以上の唯ちゃんは
ルアーフィッシングはやっていなくても、
船のエサ釣りはバッチリなので、
ベイトリールの扱いに慣れいるという事であえてベイトタックルを使用、
まずは、ボトムを取り、シャクらずにリールを10回位巻いて、
リグを、ピタッと止める。
イカメタルもティップランも重要な事は
1.確実にボトムを取る(底取り)
ボトムが分かりにくい重さの、エギや、イカメタルを使うと、
せっかく釣れるイカも釣れません。
確実に、自分の中で最低ボトムが確認出来る重さを使う。
*重過ぎるのもダメですが、まずは自分で最低限確実にボトムが
確認出来る重さが重要。
2.エギをシャクらなくても、動かした後、
ピタッと止める(ステイ)
絶対守ってほしい事です。特に初心者の方ほど、イカはフォールで乗ると
勘違いしています。条件や状況によってはフォールで乗る場合も有りますが、
「基本は、絶対確実に止めている時に抱きます!」
この繰り返しで、何と初日に、唯ちゃんは!
おめでとうございます、お見事レッドモンスターゲット!!
アオリも連発!
どちらかがヒットすれば確実にWヒット!
唯ちゃんのシャクリの違いを1日目と2日目で比べて下さい。
番組も楽しい映像になっていると思いますが、
特に、これからティップランを始める方、お悩みの方は
ティップランのキモについて、この番組で解説していますので、
ぜひ、ご覧下さい!
釣りビジョン「Let’s try ソルトゲーム vol.8」
初回放送日は3月31日(水)22時~です
今回お世話になりました、那覇の「フィッシングボートヤザワ」さんは
那覇市内から出港で、空港やホテルの送迎もお願い出来ます。
沖縄はLCCの飛行機も多く、JALやANAでも、前もって計画すれば、
交通費も安くなるので、時間の取れる方はぜひ、チャレンジして下さい!