沖縄でのレッドモンスター(赤イカ系)のアオリイカ狙い。
沖縄県那覇のよせみやさんでのティップラン、ティップランというと通常の船の流し方は
ドテラ流しですが、今回の那覇のよせみやさんでのティップランはバーチカルスタイル
(船を立てる)ティップランがメインとなります。
■沖縄(那覇)のティップラン
沖縄では水の透明度が高いため本州のアオリイカを釣る水深より深くなります。
レッドモンスターは普段釣っている白イカ系のアオリイカより深くなる傾向があります。
過去の種子島や串本(和歌山)では通常の白イカ系のアオリイカと同じような水深ですが
ここ沖縄では水深が深い場所では 時には100m近くを狙う場合もありますが
那覇のティップランでは1番深い場所は70mくらいです。
バーチカルティップランと言えば「お助けリグ」が有効なのですが
今回の沖縄ティップランでは津井さんだけがお助けリグ、それ以外のメンバーは普通の
エギ1個でのティップランがメインでした。
水深50m以上でドテラ流しのティップランを行うとシンカーの重量50g以上が
絶対必要になりますが那覇バーチカルティップランの場合は最大40gくらい
今回の釣行でのメインサイズは30gでした。
初日のハイライトは1個のエギで2ハイのレッドモンスターがヒットしましたが
これは最初のメスアオリイカにオスのアオリイカが付いてきたのですが
普通はこのアオリイカは別のエギを横に落とすと釣れるのですが
2ハイ一緒に釣れた時は近づいてきたアオリイカが最初のアオリイカの吸盤に
引っ付くという快挙で見事に2ハイ同時にランディング出来ました。
タックルはオーシャンソードヴァーテックス「フェアリーセンサー57」を使用。
このロッドのMAXウェイトは40gに設定していますがティップランナー響3.5号(30g)+
シンカー30gの合計60gで使用しました。
おそらくこれが本当に使える最大ウェイトかと思います。
通常使用なら50gまでは充分対応可能です。
リールには最近から使い始めたステラC3000XGを使用。
ハンドルには新しく発売になったCOWING125+EP35LTDを使用。
この新しくなったハンドルを使用することでXG特有の巻き始めの重さの軽減、
そして水深が深くてもXGギヤ(1回転94cm)なので回収も早くなり手返しも良くなりました。
■レッドモンスター(赤イカ系アオリイカ)についての解説
今更ですが最初にレッドモンスター(赤イカ系アオリイカ)と一般的なアオリイカ(白イカ系アオリイカ)の違いについての解説です。
アオリイカには北海道から九州で幅広く釣れているアオリイカ(白イカ系)と
今回の沖縄、九州南部や離島、四国、和歌山の一部で釣れるアオリイカが
レッドモンスター(赤イカ系アオリイカ)です。
レッドモンスターとホワイトモンスターという区分が最初はなく
初めて自分が メディアで発表したのが10年以上前に、SWという雑誌での発表でした。
理由はティップランを発表してすぐに、三重では2キロ以上のアオリイカを釣れる時期は
4月以降が本番になるのに対して、エギングが始まった当初から串本(和歌山)では
12月から2キロ以上のアオリイカが釣れ、3キロオーバーも釣れるということで有名でした。
当時釣られていた方はそれが普通のアオリイカと違うということを
認識されていたのかどうかは不明ですが「なぜ串本のアオリイカは真冬にデカいの?」
でも根本的は理由はアオリイカの種類が違っていたという理由とやはり冬の水温でした。
過去に、三重大学で行われた「アオリイカシンポジウム」にも参加させていただき
その場でのアオリイカの解説していただいた事がアオリイカを釣るという知識の中で
本当に役に立っています。
近年、レッドモンスターは和歌山で釣れていますが昔ほど大型が釣れなくなりました。
この理由は冬の水温が一番の原因です。一番の原因は黒潮の蛇行によります。
この事はまた別の機会に解説させていただきますが、前置きが長くなりましたが
沖縄のアオリイカと本州のアオリイカは根本的に別の種類だということです
■お世話になった遊漁船
YOSEMIYA
沖縄県那覇市寄宮
https://www.yosemiya.jp/service/