三重県志摩 FP志摩さんでのタイラバ
この時期三重県志摩沖水深60〜100m前後でのタイラバですが 一般的にディープタイラバと呼ばれるスタイルです。
船の流し方はティップランと同じ流し方のドテラ流しです。
この場合ラインの放出量は常に100m以上となり、時には200m近くになることも。
この三重のディープタイラバこれまでの経験を元にタックル、リール、リグも進化させました。
■タックルについて重要な事
ディープタイラバで海毛虫はは必需品です。
特に海毛虫カーリーはディープタイラバで トレーラーワームというより
完全に餌です。有るのと無いのでは本当に嘘のように釣果は全く変わります。
海毛虫カーリー効果を最大限に高めたのが「カチッとタイラバユニット」です。
ロッドについては今までフルソリッドモデル「オーシャンセンサータイラバ」の
5.4ftモデルをメインに使用していましたが、
今回の撮影で使用したのがティップのみソリッドモデルのオーシャンフレイルタイラバです。
価格の2万円以下のためこれからタイラバを始められる方、
この時期だけタイラバをされる方にとってはリーズナブルなモデルとなっています。
■なぜショートロッドを使うのか
ドテラ流しのタイラバでは穂先ではアタリを取っていません。
アタリの取り方はリールの巻きの重さです。
今までスムーズに巻けていたハンドルが急に重くなった時がアタリのサインです。
ほぼラインをリグと直線状態にして巻きます。
ロッドの長さは関係なく短くても全く影響がなく、短い方が取り回しが楽なため
ディープタイラバではショートロッドをメインに使用しています。
■リール
基本的なリールはベイトリールを使いますが、可能ならカウンター付きのリールがベストです。
理由は春のタイラバではボトムより30m以上浮いて群れを作ることもあり
釣れるか釣れないかはその群れの中をいかにリグを通すかというのがポイントとなります。
この真鯛の群れているタナを狙うにはやはりカウンターで数字を見ながら釣るのが楽です。
船はドテラ流しなのでラインをまく量は相当巻かなくてはなりませんがラインの放出量と
水深の割合(三角関数)のおおよその数値を把握しなくてはなりませんが、この数値さえ掴めば
簡単に連発させることも出来ます。
■電動リールを使用
ディープタイラバにおいて電動リールは時に凄い武器となります。
一番の理由は回収です。誘いは電動で行うとハンドルが重くなったアタリが取れないため
巻きは手巻き、回収は電動で行うとディープタイラバと言えども簡単です。
150〜200mを毎回手巻きで行うのは大変です。そんな時は電動リールが有効です。
■リグは太めのセッティング (PE1号にリーダー6号)
リグはカチッとタイラバと海毛虫カーリーは絶対の必需品ですが
もう一つの重要なポイントはシンカーです。
ディープタイラバにおいてシンカーの重さは200g前後が基準となるため
やはりタングステンシンカーはシルエットが小さく絶対有利です。
しかし1個あたりの金額が高価なため根掛かりしてロストすると大変です。
そこでPEラインを1号にしてリーダーをフロロ6号にすると針が根掛かりしても
引っ張れば針が伸びるためほとんどシンカーを無くすことがありません。
以前にPE0.8号リーダー4号を使用していた時には根掛かりする度にシンカーもロストして
大変でしたが、この仕様にしてからシンカーをロストする時がほとんど無くなりました。
これだけ太くなると釣果を心配になりますが今までの経験上、ほぼ釣果に影響はありません。
昨年から真ん中に芯のある9本撚りのアバニージギングX9を使用することで
水中での潮の影響を受けないためディープタイラバにおいて更に感度が良くなりました。
■お世話になった遊漁船
FP志摩
三重県志摩市片田
http://blog.livedoor.jp/fp_shima/