今年の春に関東マルイカ釣行へ行って以来、マルイカ理論を融合させて今までと少し違うイカメタルをシーズン通して試して参りました。
先調子のショートロッドに直結を取り入れた感度重視の仕掛け作り。
「ぶっこみ」「巻き落とし」「抱かせる間(ま)」などの基本的な考え方。
アクティブなロッド操作と瞬間的に掛けて行くスピード感。
デイゲームとナイトゲームの違いはあれど同じ「ケンサキイカ」を釣るのにこうも違うものかと衝撃を受けました。
そして関東マルイカ釣法とイカメタルを融合させたプロトロッドを手に、シーズン終盤を迎えた11月7日(火)8日(水)の二夜連続でイカメタルへ行って参りました。
初日は福井県敦賀の春定丸さんにお世話になりました♪
開始直後からメタラーでキャッチ♪
釣れるレンジは90m~20mと幅広く、1パイ釣れたからといって同じタナをネチネチやっても連発しません。
ひたすら「ぶっこみ」と「巻き落とし」を意識してどんどん探って行きます。
下の写真は春定丸さんHPより。
ボトム付近で1パイ乗って、巻き上げ途中の30m付近でもう1パイ乗った時の写真です。
この場合、ボトムと30m付近、どちらにもイカの群れがいたと私は考えていません。
おそらくイカは落ちて行くスッテを中層から追尾してボトムで抱いた。追い乗りしたイカも30mのタナにいたのではなく下から追尾してきて抱いた。(本当の所は知りませんが・・・)
ですから「ヒットしたレンジ=イカのいるレンジ」とはとは考えず、アップテンポにどんどんレンジを変えて「追わせて抱かせる」というイメージで探って行きます。
初日は良型揃いの38パイでした。
翌日の8日(水)は京都府舞鶴のスーパーコーリンさんへ♪
この日は出船直後からあいにく雨。
断続的に激しい雨が降る中ですが・・・・
ダブルヒット!
ナイスサイズ♪
ボトムからワンピッチでシャクリ、ピタッとステイ。
すると穂先がピクッと動き、間髪入れず即アワセ。
まさにティップランをイメージした釣り方です。
同じ層をネチネチと攻めるのではなく、「3~10回シャクってステイ」を繰り返し、仕掛けをどんどん上に引き上げる形で全レンジを探って行きます。
ちなみに2日間通して使った鉛スッテはほとんど20号~25号と重量のある物を使いました。
オモリを軽くして「ふわふわ落としてフォールで抱かせる」といった概念は関東のマルイカにはありませんので今期はそれを徹底して試しています。
逆に早く落下させる方が良いのでは?と思う事も有り、30号のメタラーが欲しいぐらいです。
1パイだけアオリイカが混じりましたが、抱いていたのはメタラー(笑)
アオリイカのサイズと比較してもお分かりいただけると思いますが、こちらも良型揃いのマイカばかり♪
結果は途中休憩しながらの31パイ。
単なる「先調子系ショートロッドでやるイカメタル」とは全く違う、マルイカ理論を取り込んだ新感覚スクイッドゲームを今後もテストして行きたいと思います。
ちなみに、今回のプロトロッド穂先は弊社初の金属素材を採用しています。
時間をかけてテストしなければ金属疲労、経年劣化、耐久性など分からない部分も多い未知の素材の為、発売時期などは一切未定です。
フィッシングショー大阪には参考出品しようと思いますので気になる方は是非ご来場下さい。
これからは地元三重では冬のアカイカメタル、また各地でヤリイカメタルが楽しみな時期になってきますのでこれからも引き続きテストして行きたいと思います♪