新しくメタルジグを作るにあたって、何を基準に開発するか?
例えば、現場のベイトに合わせたシルエットであったり、対象魚が反応する動きであったり。
基準になるスタート地点が違えば結果となる形状も全く違うものになる訳で、そこへ至るアプローチも様々になる。
今やっているジグは伊勢湾口での使用を想定して、特定のアクションを出すことに注力しての開発。
動きを形にするイメージ。まずは大まかな形をバルサで削り出す。
そして、それをシリコンで型取りし、鉛を流し込んで成型。
そこから、さらにヤスリで削っていき形を整えていく。
その後 実釣を繰り返し、さらに形状を調整。納得のいく形状に仕上がったところで、ようやく工場でプロトモデルの生産となる。
図面での確認を挟んでやっとそれらしい形状の出来上がりだ。
ここから更に実釣を繰り返し、フィールドでの検証を経てその後製品化と言う訳だ。
いま、そのフィールドでの検証中。
何とも五目色が豊かである。
目論見通りのアクションをしているし、結果も上々。今後の青物シーズンを経て納得できれば製品化かな?
個人的には 3D CADが今後の課題だなぁ。