今年で3年目となる沖縄でのティップランですが、過去も振り返り、自分で感じた点も含め、今後沖縄でのティップランをされる方へ少しでも参考になればと思います。
1年目、2年目、3年目と回数を重ねる事に一番感じた事は、本州のティップランの考え方とは根本的に考え方を変えないと、沖縄で想定出来るあらゆる条件を克服出来ないという事です。
釣れる水深について:浅い場所で水深40Mくらいで、50M以上が普通、深い場合は90M、場合によってはそれ以上なんて事も有り得るのが沖縄でのボートエギングです。
沖縄では当たり前のこの水深ですが、アオリイカの生息する地形、潮の流れ、潮の透明度等・・・・・いろんな要因を考えると水深40~90Mというところが沖縄でのボートエギングでの狙う水深と考えて良いでしょう。
そして潮の流れを考えると本州では船の流れるスピードが0.8ノットなら普通にティップランが出来ますが、沖縄でこの水深でティップランをした場合、オーシャンシンカー60gでも全く歯が立たない場合も多いです。
本州なら1個のエギに対して、オーシャンシンカー60gを使うという場合はよほど船の流れが速い場合に限定されると思いますが、沖縄では全く違います、正直60gのオーシャンシンカーでも全く釣りにならないパターンの時でもアオリは釣れます。そんな中での対策したリグがこれです。
お助けリグ沖縄スタイルで!
今回、それに対応したリグがお助けスイベルを上下に装着して、下側に更に20cmほどリーダーを取り、その下に普通のオモリ20号~50号を装着するというリグです。
船にもよりますが、基本的に沖縄ではパラシュートアンカーを入れる船も有りますが、ドテラ流しも多く、水深70Mで0.8ノットで流れた場合、本州なら全く問題の無い潮の流れですが、沖縄での水深70Mでのティップランの場合、この0.8ノットですら、60gのオーシャンシンカーでボトムを取りにくい場合が多いという事です。
「アオリイカ地獄2016」で重見さんが沖縄でのお助けリグを紹介されていますが、この方法が正解なのかも知れません。
PEラインの太さもやはり最低0.8号くらいが安心出来る太さではないかと考えます。
50号(187g)の重さ+エギの重さ+潮の流れの抵抗を考えた場合、0.8号以下のラインはPEと言えども相当伸びていると考えます。潮が効いてドテら流しで4キロ以上のモンスターがヒットした場合、ちょっとラインが擦れただけでもラインブレイクという事が考えられます。
PEラインは伸びないと思っているアングラーもいると思いますが1号以下のPEラインに200g以上の抵抗を掛ければ、本来の強度がどれだけ有るのかは不明です。そんな意味でも最低0.8号は必要だと思っています。
今回の沖縄では通常のティップランロッドも使いましたが、50号のオモリを装着する事を考えた場合、沖縄でのティップランは、クレイジーオーシャンモデルの中では間違いなく、ティップがソリッドのジギングベイトモデル「オーシャンセンサーのJB-67S」がオススメです。
ソリッドティップを持つこのモデルはタルイカ(ソデイカ)に対応したモデルですが、やはりイカのアタリを取るには繊細なティップの方が圧倒的にヒット率は上がります。
そしてベイトモデルは重い負荷をロッドに掛けた場合も、本当に軽快にエギングをする事が可能になります。
オーシャンセンサーJB-67S&オーシャンフォールでWヒット!
近日中にシーランドさん北谷店、那覇店、名護店の店頭に並ぶと 思いますので、お店でぜひ見て下さい。
【沖縄での使用タックル】
ロッド:(クレイジーオーシャン)オーシャンセンサーJB-67S
リール:(シマノ)カルカッタコンクエスト301HG
ハンドル:(クレイジーオーシャン)カスタムハンドルBJ66-74+EP40仕様
ライン:(バリバス)ハイグレードPE0.8号300M
リーダー:(バリバス)アバニエギングショックリーダー3号
エギ:オーシャンフォール3.5号×2個
スナップ:お助けスイベル2個仕様